ジョージ・オーウェル 動物農場 レビュー

2019.02.28 // 本のレビュー

「一九八四年」と並ぶ名作。
農場主を追い出した動物達は、賢いブタを筆頭に動物のための農場の運営につとめる。
平等、人間よりも素晴らしい仕組みを求めるが主導権を得たブタが暴走していき…

動物達が会話し、寓話的な書かれ方をしているが内容はかなり過激だ。
最初こそ素晴らしい世界に見えた。
主導権を握った者がどのように事実を改竄し自分に都合の良いルールを定めていくかが段階を追って描かれており、かなりリアルである。
記録を改竄することにより、事実さえも歪め、改竄したことさえなかったことになる。
このように一九八四年に通じる部分が多く、だがこちらは権力が腐敗していく過程がメイン。
あちらは支配下に置かれた者が管理され、もがこうとするも逃れられない世界がメイン。

常に正しい指導者ナポレオン、狡猾なスパイ スノーボール、弁の立つスクウィーラー…。
ブタであるのが露骨な皮肉である。

動物さんたちのおかげか、とても読みやすい。
一九八四年よりこちらを先に読んでおくと入りやすいかも。どっちも面白い。

後ろに掲載されている、出版するにあたってのいざこざがまさに、という感じで苦笑してしまう。


甚だ夜に近影

“可愛いからホラーまで”

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