山本七平『空気の研究』感想

2018.11.30 // 本のレビュー

政治と宗教の歴史から例を挙げながら、その状況における「空気」や消化酵素的役割を果たす「水」を解説。
空気に縛られていないようで、空気は価値観として意識しないうちに自分の中に織り込まれている。
読んでいるうちに自分の考えは揺らいでいき、それが昨今の「空気」に呑まれたものなのか自分自身の考えであるのか自信がなくなってくる。
空気を含めない純粋な自分自身の考えなど存在しないように思う。何も断定できない。
空気を通してでしか物事はみられない。
空気を疑うことで自分を懐疑的にみて考え、自己への追求に繋がるのかもしれない。
それに気付くだけでも違うのだろうか。

政治的歴史に疎いので、その辺りは頭に入って来にくかったものの、宗教での事例も出てきてこれはとても分かりやすかった。
全て真面目に考えながら読んだものの、半分?も理解出来たかなーどうかなーという感じなので社会情勢の流れもまた学び直してから再読したい。
なんとか理解出来た部分だけでも得られるものは多く、取り寄せてもらって良かった。


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